「薬、これでいい?」と聞く医師 ~メンクリの診療室で思ったこと~
精神科の独特な文化、なのかな?
「薬、これでいい?」
と聞かれたときは少しびっくりしました。
いや、分からんし…という気持ちに。
今までの病院…つまり、内科などでそんなことを言われたことはないと思います。
しかし、インターネット上では精神科(心療内科)で、そういわれてびっくりしたなんてエピソードが散見されます。
つまり精神科において珍しくはなく、よくあることなのです。
なかには、「どれがいい?と言われた」とか、「飲みたくないと言ったらすんなり薬がなくなってかえって不安」なんてエピソードも見受けられます。
逆に「具合が悪いと言ったら薬がすぐ増えてしまった」という不満のエピソードもちらほら見ます。
精神科で他科より大切なのは、患者が理解して同意して、さらには自主性を持って積極的に治療を受けていることなのだと思います。
メンタルクリニックなど軽症の患者、自ら動いて病院までこれるような患者の場合は特に。
なぜなら精神科では「不安である」「イライラする」「眠れない」など主観的な訴えから判断することが多いことが理由に挙げられると思います。
それに対して薬を飲むほど困っているのか、どれくらい飲むのか、どのような強さのものを飲むのかは患者の判断というか意向が大きく関わってくるのだと思います。
(※もちろん、主治医に言わずに勝手に中止などはいけませんが)
薬などについて確認してくれる医師はとても良い先生だと思います。
多少、言葉足らずだと思わなくもないですが…笑
先生に任せっきりじゃなくて、自分が困っていることを治しにきてるんだって気持ちで薬などに興味を持つことが大切ですね。
発達障害の受動的なASDっぽい特性がある私にとっては自主性、積極性を学ぶ練習にもなるなぁと思っています。